明日によせて

N.S.P( NSP ) 明日によせて歌詞
1.明日によせて(プロローグ)


2.温度計の憂うつ


3.弥生つめたい風

作詞:天野滋
作曲:天野滋

桜ふぶき舞い落ちる 古い並木のすみっこで
待っている君のこと 知っていたけど
帰る時は 口づけそっとしてねといった君を
おかしいよと おかしいよと笑った僕でした
弥生の空 風が強くても 桜の花 風に散らないで

こんなに早く散る花を 前に一度おぼえてる
君と僕が 別れた年のこと
花びら髪にかざして だまったままで君は
くしゃくしゃに くしゃくしゃに 顔をゆがめたね
卯月の空 風が強くても 桜の花 風に散らないで

さようならっていったのは 君の方だったし
後ろ姿に手をふったのは 僕だったし
桜ふぶき舞い落ちる 長い並木を最後まで
とても小さく とても小さく 点になるまで
五月の空 風が強くても 桜の花 風に散らないで
五月の空 風が強くても 桜の花 風に散らないで


4.そこは故郷


5.ペンペン草


6.やさしい町

作詞:中村貴之
作曲:中村貴之

この町は今も変わらない
やさしさが満ちて
七夕祭りの飾りの下で
いつしか昔にかえる

パチンコやって もうけて
あの角の茶店に入って
レコード聞いてコーヒーすするのが
あの頃の おきまりのコース

この部屋に集って時を忘れて
飲み明かした
友達は離ればなれになったけれど
今も元気でいるだろうか
今も元気でいるだろうか


7.あなたこっちを振り向いて

作詞:天野滋
作曲:天野滋

僕が忘れた 車のKeyを
そっと隠して ポケットに
いじわるするんじゃ こまってしまう
機嫌を直して くださいね
あなたこっちを振り向いて
ちょっと八重歯をのぞかせて

ブラックコーヒー 向こうの席は
恋人同士が 語り合う
さめたコーヒー 苦いはずです
きまずい思いじゃ 苦いはずです
あなたこっちを振り向いて
ちょっと八重歯をのぞかせて

くもり空です くもり顔です
手もふりきったら 御機嫌ななめ
僕の後ろを トボトボついて
もうすぐ涙 くもりのち雨
あなたこっちを振り向いて
ちょっと八重歯をのぞかせて


8.白い椅子の陰

作詞:天野滋
作曲:天野滋

ガラス窓の向こうには
ラッシュアワーでバスが行く
あのバスから降りてくる
君の姿が見えてくる
緑の扉に銀のフチ 坂道の途中のこの茶店
初めていっしょに来た時に
なぜか淋しそうだった
君がすわった 白い椅子に
僕の知らない 思い出があるなんて
今 初めて知ったけど
そんな思い出を 隠していたなんて
僕の冗談に笑えない
あの時の君が嫌だった

僕の話しもうわの空
いつもおしゃべりな君らしくない
君の心に誰かさんが
いつも住んでいたのでしょう
今まで君との 出来事が
とても色あせてしまうじゃないか
今 初めて知ったけど
そんな思い出を 隠していたなんて
話すこともなくなって
けんかすることも今はない


9.もう人生の秋

作詞:平賀和人
作曲:平賀和人

二人コーヒー 間にはさんで
学生の頃を思う
君はショート・カットのおてんば娘
とても母に見えない
懐しさに目を閉じてみる
まだ若いけど もう人生の秋

あんまり からかうなよ おやじだなんて
何だか おかしな気分
僕がおやじなら 君はなんだい
そんなやりとりばかり
熱いコーヒー さめるように
早いもんだよ もう人生の秋

君の僕への思いが子供へ
これも月日の流れか
こうして二人で笑っていられるのも
やっぱり子供のせいかな
子供よ早く大きくなれ
そんな事ばかり もう人生の秋


10.めぬき通りイチョウの木


11.きみは地下鉄日比谷線


12.青春に後始末


13.明日によせて(エピローグ)